30年後のアルバイト | アルバイトスクープ!
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2015年11月23日

30年後のアルバイト

コンピューター技術やサービスによって僕たちの仕事はどう変わっていくのか
編集部

2015年
1989年公開のSF映画「バックトゥザフューチャーPART2」で主人公マーティーがやってきた未来が今年である。いいきっかけだと思い、久しぶりに本作を鑑賞した僕はカフェでコンピューターが接客しているシーンを観てショックを受けた。作中の2015年には僕がやっているカフェの仕事はコンピューターに奪われていたのだ。実際にスーパーのセルフレジやタブレット端末を用いた注文システムなどがすでに導入され、身の回りの仕事がコンピューターに浸食されてきている。30年後には人工知能が人間の能力を超える「2045年問題」が起きると言われており、コンビニや飲食店の店員といったアルバイトで人気の高い仕事は今後どうなっていくのだろうか。この機会に近年急速に発達する様々な技術が今後我々の仕事をどう変えていくのかについて考えていこう。

新技術は雇用を奪う

洗濯機の登場によって手で衣服を洗う仕事が奪われたように、これまで人の手で行われてきた仕事がコンピューターに代わられるようになった。
なぜなら自動化することで人よりも「速く」「たくさん」「正確に」仕事を行ってくれるからである。

今後奪われる職業

では、実際に今後奪われていく職業を考えていこう。オックスフォード大学で人工知能の研究をしているオズボーン准教授によると、今後20年以内に現在我々が行っている仕事の約半分はコンピューターに奪われるという。 具体的に我々の身近な職業でいうと ・スーパーやコンビニのレジ係(商品管理システムやセルフレジに代行される)
・レストランやバーのウェイター(タブレット端末を用いた注文システムに代行される)
・タクシーやトラックの運転手(自動・無人運転システムに代行される)
このほかにもホテルの受付や銀行員、そして医師までも今後コンピューターに代行されると予測されている。

今後生き残っていく人材

こうした現状で、今後我々が働いていくためにはコンピューターよりも優れた面を発揮しなければならない。コンピューターに対して人間が優れている点は ・臨機応変に対応し、工夫ができる
・感情的なコミュニケーションがとれる
ところだ。すぐに正確な対応を行うことが当たり前になった今、メイド喫茶の店員や喫茶店のマスターのように高いサービスを提供できる人材が生き残っていくだろう。 洗濯機がほぼ全家庭に普及してもクリーニング店がいまだに健在なのは、細やかで丁寧なサービスを提供しているからではないだろうか? 今後新技術が登場するたびに我々は工夫するだろう。技術だけではなく、我々も進化してきたのだから。 未来への解釈は人それぞれだが、私たちはこういった時代の変化を知り自分の在りかたについて考える必要があるだろう。

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