軽い気持ちで始めたアルバイトで夢を見つけた。 | アルバイトスクープ!
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2015年8月31日

軽い気持ちで始めたアルバイトで夢を見つけた。

本当に自分がやりたかったこと
編集部

20代の終わりころ、会社をやめました。

会社での人間関係に悩んだり、労働時間の長さに嫌気がさしたりと理由はいくつかあるのですが、その中でも一番大きなものは仕事にやりがいを感じられないということでした。

仕事を辞めたら気楽で楽しい日々が待っていた。

最初の数か月は自宅のマンションにこもり、昼から酒を飲んだり一日中テレビを見たり、ゲームをやったりと楽しく暮らしていたのです。 ストレスや身体の疲れ。色んなものから解放されたという喜びを、常に感じていました。 しかし、こんな生活長くは続きませんよね。 サラリーマンだった時に貯めていた貯金は、どんどん無くなり・・・ 半年後。ついに、これじゃあ来月から生活ができなくなるというところまできてしまいました。 それでも、一度、染みついたダラダラとしたお気楽な生活からは、なかなか抜け出すことができず。就職活動の苦労を思い返すと、職探しをしようという気にもならない。 実家に帰るにしても、親になんて説明したらいいのかわからない。 はて、困ったと思っていたある日。 自宅近くの商店街をプラプラと歩いていると、いつも、前を通るだけの定食屋の入り口に貼られた紙に目が留まりました。 その紙には、キッチンで働くアルバイトを探していると書かれていたのです。 時給は少し安めでしたが、学生時代に3年間イタリア料理屋でキッチンのアルバイトをしていた私は、これはいいぞとすぐに思いました。 なにより、募集要項にまかない付きと書かれているのも良かった。

翌日、さっそく面接に行くことに。

店主はキッチンの経験がある私を即採用してくれました。 それから、週に3~4日ほど、私はその店で働くようになりました。 その店はメニューが沢山ありましたから、最初は不安もありましたが、慣れてしまえば料理なんてそんなに難しいものではありません。 学生時代に毎日のようにやっていた、ジャガイモの皮むきや玉ねぎのみじん切りもすぐに思い出します。 仕事に余裕が出てくると、お客と雑談をする余裕まで出てきました。 お客から、ありがとうとか、美味いと言われると、今まで忘れていた仕事に対するやりがいや楽しさを思い出します。 アルバイトを始めてから2年経った今では、その店の殆どを任されるまでになったのです。 確かに、時給は安く、月の給料はサラリーマンだったころの半分ほどになりました。 しかし、そこで得た経験は私の仕事に対する考え方をがらりと変えてくれたのです。

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